セコの愛情
男性の怪我はそれほど酷くなかったのですが、皮膚ガンがあることが判明したのです。これで男性は、すぐに退院することができなくなりました。
そんなことを知らずに、セコは病院の外で飼い主が出てくるのをじっと静かに待っていました。セコは、実に8日間も待っていました。病院のスタッフは、セコに水や餌を与えているうちに飼い主への愛情を感じたのでしょう。
ふたりを合わせることにしました。病院なので衛生上の関係上、中庭だけで面会することを許可したのですが、ようやく会えたセコは思い切り飼い主に喜びを伝えることができました。
ふたりは悲しい思いをしたけれど、強い絆で再び会えたのです。これからも離れることなく、幸せに暮らしてほしいですね。
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